大谷翔平、今季初2試合連続無安打もドジャース今季初7連勝
【ロサンゼルス8日(日本時間9日)=山田結軌】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(29)がマーリンズ戦に「2番・DH」で出場し、4打数無安打。今季初めて2試合連続で安打がなかった。試合はテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)が勝ち越しの10号2ランを含むチームの3打点全てを挙げ、3-1で勝利。今季初の7連勝を飾った。 【写真】黒の衣装に身を包み、イベントに出席した大谷翔平選手と妻の真美子さん。公の場で初めて薬指に指輪も 三塁側ダッグアウトを出ると拍手をしながら、勝利のハイタッチを交わした。3-1でマーリンズに勝利し、2カード連続の同一カード3連戦3連勝。大谷は今季初めて2試合連続で無安打に終わったが、チームは今季最長の7連勝を飾った。ブレーブス・オズナがこの日、11、12号を放ったため、11本塁打の大谷はリーグトップを明け渡すも、笑顔で連勝を喜んだ。 「打線はここ数週間、1番から9番までしっかり戦っている」 試合時間は、今季のチーム最短となる1時間55分。接戦を制したロバーツ監督が投打で安定した試合運びに満足そうに語った。25歳の先発右腕、ストーンが7回1失点で3勝目(1敗)。T・ヘルナンデスは六回、左中間へ勝ち越しの10号2ランを放った。一回に右前適時打を放ち、全3得点をたたき出した。 「自分がFA(フリーエージェント)になったときは勝つチームに行きたかった。すぐ浮かんだのがドジャースだったし、自分が今ここにいる大きな理由でもある」 T・ヘルナンデスは、この日の一発でメジャー通算169号。マリナーズからFAで移籍し、1年2350万ドル(約37億円)で契約した。29打点はチームトップでナ・リーグ3位。大谷が本塁打を打った際には、ヒマワリの種のシャワーで祝うなどムードメーカーの一人だ。 9日(日本時間10日)は試合がなく、10日(同11日)からは西地区2位のパドレスと敵地サンディエゴで3連戦。ロバーツ監督は「週末には重要なシリーズが控えている。とても楽しい試合になるだろう」とライバルとの敵地決戦に備えた。 ★ユニホーム約1563万円で落札
球団オーナーグループ主催で2日(日本時間3日)に開催されたチャリティーイベント「ブルー・ダイヤモンド・ガラ」で出品されたオークションが8日(同9日)に締め切られ、大谷が公式戦で着用したユニホームが10万500ドル(約1563万円)で落札された。4月29日(同30日)に全出品の中で最高額の2万ドル(約310万円)からのスタートだったが5倍近くに上昇した。1万ドル(約157万円)でスタートしたサイン入りユニホームは、2万ドル(約310万円)で落札された。