【独自解説】北朝鮮で放送されたツッコミどころ満載の『ゴルフ番組』 摩訶不思議なボールで“100切り”連発⁉“初プレーでホールインワン11回・34打で回った天才”の息子・金正恩総書記の思惑とは―
映像の中で語られたのは、そんな金正恩総書記への感謝でした。 (『平壌ゴルフ場』リ・ギソン所長) 「この全ての競技場の隅々に、私たちの敬愛する総書記同志の愛が根付いていない所はありません。全てのコースは、総書記同志によって作られた、我ら人民たちのための愛のコースです」
ツッコミどころ満載の最終回!全員が“100切り”という記録的プレーは摩訶不思議なボールのおかげ?
2024年7月14日に迎えた最終回。ここまで15ホールを終え、トップを走るのは、『平壌ゴルフ場』の所長であるリ・ギソン氏。そのあとに、チョン・ギョンヒさん。そして、進行役のカン・イルシム記者が続く形に。番組冒頭、始まったのは、キャディーへのインタビューでした。 Q.勝負は、もう決まったも同然ではないでしょうか? (キャディー) 「まだ結論を出すのは難しいです」
Q.自信はありますか? (キャディー) 「はい、あります。私のお客さんは動作が完璧で、ボールが飛ぶ場所も正確です」 そして、いよいよ勝負の16番ホールが始まる…かと思いきや。 (キャディー) 「お客さんのボールがカッコ良く飛んでいくと、そのお客さんのキャディーとして…」 再びキャディーのインタビューが始まり、そのまま2つのホールは終了。
しかも、映像をよく見てみると、このシーンではボールを芯で捉えていないにも関わらず、次のカットでは…。
なぜかボールは大空へ飛んでいくという、摩訶不思議な状況に! そして、ついに始まった最終ホールも、陽気な音楽に乗せたダイジェストシーンが45秒ほど流れ、そのまま3人はホールアウト。 果たして、勝負の結果は―。
(チョン・ギョンヒさん) 「所長同志が、前半後半にわたり86打。記者同志が94打、私が92打でした。今日の試合では、所長同志が1位、私が2位、そして記者同志が3位になりました」 経験者でもスコア100を切るのが難しいというゴルフで、80台・90台を出す好記録に!
それでも、カン・イルシム記者は…。 (カン・イルシム記者) 「今回の試合では、思ったより良いスコアを出すことができませんでした」 いつもより調子が悪かったようです。
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