社員提案のSDGs料理 伊勢志摩リゾートマネジメント、宿泊施設で4種提供 三重
【鳥羽・志摩】伊勢志摩リゾートマネジメント(三重県志摩市)は、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした社内コンテストの調理部門で社員らが提案したメニューを、鳥羽・志摩市で運営する宿泊施設で提供している。来年3月31日まで。 SDGsの活動を推進する同社は、各部門の活動報告や新たな取り組みを発表する同コンテストを開催。5回目となる本年度は6月にあり、4施設から7チームが参加した調理部門ではフードロスや地産地消を意識した料理が提案され、プレゼンテーションや審査員による試食を経て4チームが表彰された。 コンテスト後、表彰された料理は審査員のコメントを参考にアレンジし、新メニューとして料理を提案した施設で提供することが決まった。 1位の「サスティナブル(地産地消)コース」は、地元食材や未利用魚、県産食材を組み込んだコース料理。鳥羽国際ホテル「メインダイニング シーホース」で午前11時半―午後2時半まで、6600円で提供する。 2位の「和香ぷりん&和道くらふてぃ」は白ご飯のロスに着目し、朝食で残ったご飯を大内山牛乳で炊き上げて2種のお菓子を作った。潮路亭の2泊目の夕食デザートとなる。 残った白ご飯を使った3位の「胡麻ごはん団子 鼈甲(べっこう)餡(あめ)」は、ネムリゾートの和食レストラン里海で夕食のデザートとして提供。同じく3位で、形が崩れて販売できないチーズケーキを活用した「ダブルチーズケーキ」は、鳥羽国際ホテルのショップで1カット432円で購入できる。 惣明福徳総支配人は「このコンテストがスタートであることを認識いただき、発表した提案や商品を持続的に、全員で1年間取り組んでいきたい」と話した。