カンボジア拠点に活動 「かけ子」のまとめ役ら逮捕/埼玉県
カンボジアを拠点に活動していた特殊詐欺グループで、電話の「かけ子」のまとめ役をしていた男ら4人が18日、逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、清原淳容疑者(30)ら、いずれも住居不詳・無職の4人です。 県警によりますと、4人は去年7月、介護施設の職員などを装って、長野県の80代の女性に電話をかけたということです。 その上で、施設の入居に関する名義貸しのトラブルを解決するという名目で、現金275万円を千葉県内のアパートに送らせて、だまし取った疑いが持たれています。 警察は捜査に支障があるとして、4人の認否を明らかにしていません。 この特殊詐欺グループを巡っては、拠点としていたカンボジアのプノンペンにあるアパートを県警が摘発し、これまでに29人の男を逮捕しています。 4人はフィリピンに潜伏していましたが、7月にフィリピン当局が身柄を確保していました。 清原容疑者は、「かけ子」のまとめ役で、ほかの3人は「かけ子」とみられています。 グループによる被害の総額は、29の道府県で少なくとも30億円にのぼるとみられ、警察が組織の全容解明を進めています。
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