大阪・吉村知事 万博リング「後世に残すべきという意見も多く出ると思う」
大阪・吉村知事 万博リング「後世に残すべきという意見も多く出ると思う」
大阪府の吉村洋文知事は16日、大阪府庁で定例会見を開き、2025年大阪・関西万博で建設される総工費350億円の大屋根(リング)について、現時点では解体して再利用の予定だが「このリングについては後世に残すべきではないかという意見も多く出るだろうと僕はそういうふうに思っています」「その結果、リングをどうするのかという議論はありうるなと思っています」などと述べた。 【動画】大阪府の吉村洋文知事が定例会見(2023年11月16日)
会見では報道陣から「(万博閉幕後に)リングの使い方について変更はありうるのか?」という質問があった。 それに対し吉村知事は「解体をして再利用するというのが現時点での予定でありコンセンサスです」と答えた。
しかし「リングについてはおそらく今は批判もあるんですが、これは実際万博を開催した時にどうなるのかということを想像すると、非常にすばらしい木材技術を使った建築物ではないか。訪れられる2800万人の方々がこのリングを体感されると技術も含めて高い評価になる可能性が高いと思っています」と述べた。
また「そのリングの中に多くの海外のパビリオンがあり、国々ひとつひとつの価値観考え方の違う多様性があるんだけれども、一つでつながろうとというまさに万博の象徴にもなる。このリングについては後世に残すべきではないかという意見も多く出るだろうと僕はそういう風に思っています」と続けた。