豪邸建築家・森山善之を感動させた「世界一の豪邸」はベルギーの有名社長がDIYでつくった世界一ラグジュアリーな小屋!
数々の豪邸の設計を手掛けている建築家の森山善之さん。ラグジュアリーな世界観を熟知し、探求する森山さんを感激させたという「世界一の豪邸」とは?建築家としてのチェックポイントはもとより、森山さんのユニークな観点にも納得です。 【写真集】豪邸建築家・森山善之さんも認めた!「世界一の豪邸」
森山さんが選んだ“世界一の豪邸”は「ディルク・ワイナンツ邸」(ベルギー)
ベルギーの約2000坪の敷地に立つ豪邸。19世紀につくられたファームハウスをベースにモダンなガラスの箱を貫通させたユニークな外観です。この家の主は、ベルギーの屋外家具ブランド「エクストレミス」のCEO、ディルク・ワイナンツさん。ワイナンツさんは7年の歳月をかけてこの家を完成させました。 森山さんはこの家を世界一の豪邸と称する理由を次のように語ります。 「社長が自ら設計し、工事も自力で行った元馬小屋のリノベーション。好きなものばかりの家ですが、唯一、羊を飼おうとして奥さまに怒られ、そこだけが不満だという大らかさが贅沢です」
究極のサステナブル住宅を実現させたディルク・ワイナンツさん
この自邸は、地熱や太陽光発電などを活用したゼロエネルギー(ZEH)ハウスです。 「ゼロエネルギーを実現するためには、設計時にコストがかかります。でも誰かがトライしなければ、それは世の中に広まっていかない。資産のある富裕層こそ行動に移すべきなんです。それは決して難しいことではありません。環境について考えることは誰でもできることですから」とディルクさんは語ります。
「自分の好きなことを我慢しないで、いっぱい盛り込んだ住宅」が豪邸の定義だという森山さん。ディルク邸にはそんな森山さんすらも驚きのスケール感と自由で豊かな暮らしが存在しています。