米子東の壮行会 甲子園で校歌を 選手ら活躍誓い出発 /鳥取
23日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する米子東の壮行会が18日、米子市内の同校体育館であった。生徒ら約780人からの大きな励ましを受け、選手らは大会での活躍を誓った。【園部仁史】 壮行会で、センバツ旗を手にした福島康太主将(2年)を先頭に部員が入場した。田中宏校長が「支えてくれた人の感謝の気持ちを力にし、練習の成果を十二分に発揮してほしい」と激励。生徒会長の庄司光希さん(同)は「甲子園では僕たちが応援という形で野球部の力になりたい」と述べ、在校生から募った約100枚の応援メッセージを張り付けた紙を選手へ手渡した。 福島主将は「みなさんと一回でも多く校歌を歌えるように頑張って参ります」と決意表明。応援団の演舞や吹奏楽部の演奏、生徒らの拍手などで見送られ、選手は現地に向かうバスに乗り込んだ。 選手は全員この日に合わせ、自主的に頭を五厘刈りに。野村大和選手(2年)は「みんなの応援で全員の気持ちがより高まった。チームの調子も上がってきており、いい試合を見せたい」と意気込んでいた。紙本庸由(のぶゆき)監督は「この1週間は雨が続き守備練習があまりできなかった。向こうでは重点的に調整して仕上げたい」と開幕を見据えた。 チームは24日の大会第2日第3試合で、札幌大谷(北海道)との初戦に臨む。