[MOM4848]福岡県GK田中利玖(福岡U-18、1年)_PK戦で3本ストップ!ライバルGK野上陸翔(北九州U-18)と2人で勝ち取った国スポ3位
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [9.25 国スポ少年男子3位決定戦 愛媛県 0-0(PK2-3)福岡県 駅スタ] 【写真】ミスマガジン2023、16歳グラドルのユニ姿に「最高に可愛い」「天使」「くぅー!」 2人の守護神で勝ち取った全国3位だった。0-0で突入したPK戦。PK戦直前に投入された福岡県GK田中利玖(福岡U-18、1年)が、愛媛県の1人目をいきなりストップする。 田中は東京都の準々決勝でもPK戦で5人目をストップ。一方でその東京戦は4人目まで相手に逆を突かれていた。だが、この日は1人目からビッグセーブ。「後半なってからもう(スコアが)動かない感じだったから、ずっとイメージトレーニングして準備していました」という田中は、3人目も止めてチームを白星に近づけた。 だが、福岡はこの後、4人目、5人目が連続で愛媛県GK山田徠斗(愛媛U-18、1年)に止められてしまう。それでも、田中が愛媛5人目の山田のシュートを「思いっ切り跳ぶっていうのは、もう決めていた。だから、来た方向は(パワーを持って)止めようと」と左へ跳んでこの日3本目となるビッグセーブ。好守を連発した相手守護神の勢いを止め、決着をつけた。 この試合は過去4試合同様に先発したGK野上陸翔(北九州U-18、1年)がファインセーブを連発。「4試合やってきたけど、全然自分らしさ出せてなかったから、最後、自分らしさを出して勝ちたかったから、多分、その気持ちが出たと思います」と野上は振り返る。 特に、野上が後半に1対1を止めたシーンについて、田中は「エグいな、と。入ったと思ったのに入ってないし、考えられないです」と驚く。ゴールを守り抜いた野上は、PK戦へ向けて「(彼は)PK、上手いんで。自信持って任せれました」と田中へバトンタッチ。そして、福岡の“PKセーバー”が期待に応えた。 野上は田中について、「キックとか上手くて、お互い足してちょうどいいぐらいだから、もうほんと2人で1人みたいな。お互いいいとこあるし、それで2人で声出したりして、しっかり2人で守り切れたと思います」。今後、2人はライバルチームの守護神として成長と勝利を目指す。 野上は「(現在、)チームはアビスパの方がいいチームだけど、自分がギラヴァンツを引っ張っていけるように頑張っていきたいと思います」と語り、田中も「同じ県のJクラブチームってことで、やっぱり負けられないから。そこで自分も絶対引っ張って勝っていきたい」と誓った。小学生時代からのライバルは、今後も切磋琢磨し続ける。
【関連記事】
- [国スポ少年男子]福岡県は5連戦となった3位決定戦を全員で勝利。クラセンに続いて全国3位のCB藤川虎三(福岡U-18)は「日々、少しずつ成長していければ」
- [MOM4847]広島県MF太田大翔(広島ユース、1年)_全国決勝で鮮烈ゴール!期待のボランチが攻守で躍動
- [MOM4846]広島県MF河上颯希(広島ユース、1年)_“特別な”左足。チームを国スポ決勝へ導くFK弾
- [MOM4845]佐賀県FW真殿京佑(鳥栖U-18、1年)_10番が待望の初ゴールを含む2発!“ホーム”「駅スタ」で輝く
- [MOM4844]福岡県GK田中利玖(福岡U-18、1年)_「チームのため」に。ピッチ外からずっと声を出し続け、訪れた出番でPKセーブ!