大谷翔平、5試合連続安打→二盗で4戦連続53盗塁 30連続失敗なし 驚異の成功率93% 「52-53」達成 イチローの日本選手記録にあと3 六回は右肘死球でヒヤリ
「ドジャース3ー6ロッキーズ」(21日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場。3点を追う九回に中前打で連続安打試合を5に伸ばし、すかさず二盗成功。30連続成功でシーズン盗塁数を53に伸ばし、イチローが持つ日本選手最多記録56盗塁まで3に迫った。52本塁打と合わせ、「52-53」とした。 【動画】お尻からポケット?がヒラヒラ 大谷の53盗塁にファンも両手掲げて大喜び! 先発右腕クアントリルに対し、初回の打席は三ゴロ。カウント2-2から強烈なゴロ打球を打ったが、打球はシフトを敷いて三遊間に位置した三塁手の正面だった。 この日はドジャースの先発ビューラーが立ち上がりの悪さを露呈。二回まで3点を失い、試合の主導権を握られた。大谷は三回に四球を選び、続くベッツの18号2ランを呼び込んだ。 しかし、同点の四回2死一、三塁の勝ち越し機は見逃し三振。カウント2―2からやや低めの151キロ直球に腰を引くような動きで三振に倒れた。 ひやりとしたのは六回の打席だ。2番手左腕ペラルタの初球、内角高めのカーブが右肘を直撃した。幸い、当たった箇所はプロテクターだったので大事には至らなかったが、勝負を避けられた大谷は不満の表情。地元ファンの大ブーイングが渦巻く中を一塁へ歩いた。 大谷は7月22日のジャイアンツ戦でシーズン4度目の盗塁死を記録した後は失敗なし。30連続成功で成功率は驚異の93%となった。 この日を含め残り8試合。自身の記録をどこまで伸ばすのか。地区優勝マジック5に迫っているチームの勝利を求めて、打って、走る。