新作アニメ制作で沸いた「魔神英雄伝ワタル」35周年感謝祭が開催 田中真弓さんらキャスト陣が集結「記憶に残っているシーン」語る
去る1月13日(土)、『魔神英雄伝ワタル』の35周年を記念した特別イベント『魔神英雄伝ワタル 35周年感謝祭』が調布市グリーンホールにて開催。同イベントにて新作続編の制作が発表となり、SNSやニュースで大きな注目を集めた。 【画像】イベントに出演する林原めぐみさんほか(全6枚) ステージには戦部ワタル役の田中真弓さん、忍部ヒミコ役の林原めぐみさん、剣部シバラク役の西村知道さん、渡部クラマ役の山寺宏一さん、虎王&翔龍子役の伊倉一恵さんというメインキャスト5人が勢ぞろいしたほか、a・chi-a・chiさん、高橋由美子さん、三重野瞳さんら歴代『ワタル』シリーズの主題歌を歴任したアーティストたちも勢揃いとなった。〈オフィシャル内容含む〉 この日は昼夜2回にわたりステージが展開され、昼の部は映像とともに「ワタル……ワタルよ」という龍神丸(CV. 玄田哲章)の声に始まると、会場のファンたちに「龍神丸」と呼ぶよう促す。「声が小さいぞ」というお約束の返しがあったが、この日を待ち焦がれたファンたちは1回目から大きな声を出していた。そしてさらに大きな声で、会場のみんなから「龍神丸―!」の声が響き渡ると、画面に龍神丸が登場。 感謝祭の幕があがると、最初はa・chi-a・chiのお二人が登場し、『魔神英雄伝ワタル』のエンディングテーマ「a・chi-a・chiアドベンチャー」を披露。曲の途中からはほかのアーティスト、キャストたちも合流し、一緒に歌うという華やかなスタートを飾った。MCの木曽さんちゅうさんが登場し、キャスト、アーティストの順に挨拶が行われると、メインキャスト5人によるトークコーナーへ。
トークパートでは「記憶に残っているシーン」「ワタル初登場シーン」など語らう
最初のトークテーマは初登場シーンということで、戦部ワタルの初登場『魔神英雄伝ワタル』第1話「救世主は小学四年生」、虎王初登場の第21話「魔界プリンセス 虎王登場!」の場面カットを見つつ、当時を振り返る。そんななか、田中さんが話を脱線させたり、自由奔放に振る舞うのを山寺さんたちがツッコんだりと、笑いの絶えない楽しいやりとりが続く。 次のトークテーマは各自が思う名場面、記憶に残っているシーンで、『魔神英雄伝ワタル2』第32話「ヒミコの夢はどんな夢?」の大人?ヒミコ(林原さんチョイス)、『魔神英雄伝ワタル』第18話「熱いの熱いのとんでけー!」でクラマが許されるシーン(山寺さんチョイス)、『魔神英雄伝ワタル』第2話「ふしぎアイテムへん玉みっけ!」で、「みりん」と10回言わされたシーン(西村さんチョイス)を振り返った。ここでは、大人ヒミコを最初に収録したなどの秘話も飛び出し、さらにはラジメーションのことにも話が及ぶと、突然田中さんが亀有ミカ役で山寺さんに絡みだすなど、ここでも田中さんの奔放さは爆発していた。 その後、キャストからのメッセージ映像コーナーに映り、龍神丸役の玄田哲章さん、スズメ役の宮村優子さんからの映像が紹介。宮村さんからは、田中さんが台本にイタズラ書きをしてセリフを変えてしまうという有名なエピソードが暴露され、ファンの間では有名な話だっただけに、大きな盛り上がりをみせていた。 なお、昼の部終了から約2時間後に開催された「夜の部」のトークパートではこれに加えて「記憶に残っているシーン」を語らう場面も。ゲスト陣は『魔神英雄伝ワタル2』第31話「シネマの町に闇がくる!」で山寺さんの台本にイタズラ書きをしたこと(田中さんチョイス)と、『魔神英雄伝ワタル』第39~43話の一連のクライマックス(伊倉さんチョイス)を挙げていた。さらには、アフレコ収録後によく中華屋で食事をしていた思い出話など、『ワタル』チームの仲の良さが改めて語られ、会場も暖かな空気に包まれることに。そして、伊倉さんが第44話での龍神丸とワタルのお別れシーンを見てもらい泣きしたという話をすると、会場からも「うん、うん」といった共感の大拍手が巻き起こっていた。