オリヴィア・ロドリゴ、【ガッツ・ワールド・ツアー】収益から3億円近くを日本を含む世界中の慈善団体に寄付
オリヴィア・ロドリゴが、【ガッツ・ワールド・ツアー】で訪れた国々を訪れる前よりも良い状態にして去っている。現地時間2024年12月17日に発表されたように、21歳のポップ・スターはチケットの純売上金のかなりの額を世界中の慈善団体に寄付しており、これは彼女が自身のFund 4 Good基金を通じて行っている、困っている女性や少女を支援する取り組みの最新の例に過ぎない。 発表によると、オリヴィアの寄付金は200万ドル(約3億円)を超え、女子教育、女性の生殖権、ジェンダーに基づく暴力の防止を支援する合計10の団体に寄付される。これらの慈善団体には、米国のNational Network of Abortion Funds、カナダのWomen’s Shelters Canada、ヨーロッパのWomen Against Violence Europe、タイのPratthanadee Foundation、韓国のKorea Foundation for Women、香港のHarmony House Limited、日本のNPO法人女性ネットSaya-Saya、シンガポールのAidha、フィリピンのJhpiego、オーストラリアのWesnetが含まれる。 米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位を獲得した2ndアルバム『ガッツ』を携えた、今年2月に始まり8か月間続いた【ガッツ・ワールド・ツアー】で、オリヴィアは上記の組織がある10の地域すべてを訪れた。フィリピン系アメリカ人スターである彼女にとって、10月にフィリピンで行われた日程は特に思い入れの強いイベントとなった。 彼女はフィリピン・アリーナでの公演後に米ビルボードに対し、「フィリピンを初めて訪れただけでなく、ここでファンの方々のためにパフォーマンスできたことは私にとって特別な節目です。私はフィリピンにルーツを持つことをとても誇りに思っていますので、(このツアーを)フィリピンに持ってこれたことは、私にとって非常に意味のあることです」と語った。 オリヴィアの最新寄付の恩恵を受ける10の慈善団体のうちの1つであるJhpiegoと提携し、彼女はフィリピンでのコンサートでチケットの純売上をすべて同国の女性と少女の医療活動に寄付した。彼女は、【ガッツ・ワールド・ツアー】の開始当初から女性の権利向上を支援しており、自身のツアーによる収益の一部を訪れた各地域の中絶基金や地域密着型非営利団体に寄付する基金Fund 4 Goodを2月に立ち上げた。 米ビルボードの2024年ツアー・アーティストに選ばれたオリヴィアは、11月のカバー・ストーリーで同ツアーを振り返った。「ロー対ウェイドの判決が覆された直後のツアーだったため、積極的行動が非常に重要になりました。特に、現在中絶禁止法が施行されている多くの州で公演を行ったことを考えるとその重要性は明らかです」と彼女は語り、「医療やその他の人権へのアクセスを確保するために不可欠な活動を行っている各地域の組織を全力で支援したいと思いました」と続けた。