【阪急杯】昨年のアグリに続け アサカラキングが4連勝で重賞ゲットだ
1400mの3勝クラスを勝ち上がり
阪急杯のデータをまとめてみよう。 【好走データ】 A「牝馬、GⅠ好走歴があればなおよし」 B「4歳馬」 C「前走が京都金杯or1400mの3勝クラス1着」 【好走率ダウン】 D「前走1200m」。 【勝ち馬なし、連対率10%未満】 E「8歳以上」 F「栗毛」 【連対なし】 G「前走1.5秒以上負け」 今回注目したいのは、C「前走が京都金杯or1400mの3勝クラス1着」という項目。まず京都金杯組だが、今回はルプリュフォール1頭だけ。勝ち馬が出ていないE「8歳以上」でもあり、強くは推せない。ただ、連対率が高い京都金杯組に当てはまる、ただ1頭だけに印は入れておいた方がいいだろう。 一方、「1400mの3勝クラス1着」に該当するのは、これもアサカラキングだけ。こちらは好走率の高い4歳馬でもあり、マイナスデータはなし。今回はプラスデータが3つしかなく、うち2つを持っているのも強調材料。よって、今回は同馬を本命としたい。サトノレーヴも3勝クラスを勝っているが、こちらは距離が1200mで、好走率がほかの距離と比べて低くなるD「前走1200m」に該当、押さえまでとしたい。 アサカラキング以外、プラスデータを2つ持っている馬はいない。相手が難しくなるが、プラスデータA「牝馬」は、今回サトノアイとメイショウホシアイの2頭。ともにGⅠ好走歴はなく、またほかの距離と比べて好走率が低くなるD「前走1200m」に該当するので、2頭とも対抗印は打ちづらい。さらに、メイショウホシアイは勝ち馬が出ていないF「栗毛」でもあり、牝馬で印を打つならサトノアイの方だろう。ただし、サトノアイは3/4の抽選対象だ。 対抗は最多の7頭が馬券に絡んでいる阪神C組から。今回の登録馬ではウインマーベルとグレイイングリーンの2頭が該当。このうちウインマーベルは勝ち馬の出ていないF「栗毛」なので、グレイイングリーンの方を選択する。同馬はマイナスデータもなく、これを対抗としたい。こちらも現状3/4の抽選対象だが、ぜひ出走してほしい。 ◎アサカラキング ◯グレイイングリーン ▲サトノアイ △ルプリュフォール ×サトノレーヴ 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 フェブラリーSに兵庫所属のイグナイターが出走するということで、なんやかんやで忙しかった1週間でした。結果は11着とはいえ、直線に向いた時は「もしかすると」と思わせて、見せ場十分でしたね。イグナイターにかかわった皆様、お疲れ様でした。
門田光生