デニ・ハインズ、Ricky with FSPとのコラボで8年ぶりのフル・アルバムをリリース
「イッツ・オールライト」「ジョイ」の大ヒットで、90年代にブレイクした豪・シドニーのR&Bシンガー・ソングライターのデニ・ハインズ(DENI HINES)が、日本のジャズ・ファンク・バンド“Ricky with FSP”との完全コラボレーションで作り上げた『THE TOKYO SESSIONS』が8月21日(水)にリリースされます。 Ricky with FSPは、サックス奏者のRickyを中心に2014年から活動を開始したエンターテイメント・ジャズファンク・グループ。デニ・ハインズとは、彼女の2019年の日本ツアーに帯同、2022年にはデニ・ハインズ客演曲「Love you in this life」(アルバム『Beyond the wall』収録)も発表されるなど、共演を重ねてきた間柄です。 本作は、『The Soul Sessions』に続く、実に8年ぶりとなるフル・アルバム。デニ・ハインズが2019年にライヴを行なった際、デニからのリクエストにより、Ricky with FSPと一緒に制作を行なう企画が発端。2020年の1月から日本でレコーディングに向けてのリハーサルが始まりましたが、2月より新型コロナウイルスが世界的に広がり企画がストップ。そんな中、コロナ期間にRickyとデニの間で密かに流行っていた事が、トラック制作をRickyが行なって、そのトラックにデニが歌詞をつけて曲に仕上げていく音遊び。本アルバムのラストを飾る「Lockdown」は、遊び感覚を持ちながらも楽曲制作に取り組んでいた際に生まれたとのことです。また、「Lockdown」を皮切りに冒頭曲「Love Discreet」など、リモートで複数の楽曲が制作されました。 そして、2022年12月、Rickyがデニに会いにタイ・バンコクまで渡航し、再びレコーディングに向けてのモチベーションを高め、2023年にレコーディングが開始。ついにリリースの運びとなった今回のアルバムには、コロナ前に作り上げた楽曲とコロナ中に作った楽曲、加えて、アースウインド&ファイアー「In The Stone」やレナード・コーエン「Hallelujah」といったカヴァー・ソングを含めた全13曲が収録。レコーディングも全て日本で行なった、まさに“The Tokyo Sessions”の名前に相応しい作品に仕上がっています。 なお、今年活動10周年のRikcy with FSPは、ゲストにデニ・ハインズを迎え、8月30日(金)神奈川・横浜 赤レンガ倉庫1号館3Fホールにて10周年記念ライヴを開催。このライヴでは、ニュー・アルバム『The Tokyo Sessions』に収録された全曲をライヴで披露する予定となっています。詳細は、「Tumbling Dice Records」のホームページをご確認ください。