⚾くふうハヤテ、ホーム初勝利 広島に8―0 奥田域が8回零封
プロ野球2軍ウエスタン・リーグのくふうハヤテは12日、ちゅ~るスタジアム清水で広島に8―0で快勝し、ホーム初勝利を飾った。7日のオリックス戦に続く、球団初の連勝となった。 くふうハヤテは初回に倉本の犠飛で先制。二回に増田の適時打で追加点を挙げ、六回は増田の2点適時内野安打、仲村の3点本塁打など打者一巡の猛攻で6点を加えた。 先発の奥田域は8回を2安打無失点。最終回は田中が締め、完封リレーを達成した。
投打がっちり 仲村がチーム初ホームラン
本拠地9戦目でようやくつかんだホーム初勝利は、投打がかみ合った会心の内容だった。くふうハヤテの先発奥田域は8回を投げ、三塁を踏ませない圧巻の投球。打線も10安打で今季最多得点を記録した。赤堀監督は「やっと地元で勝つことができて本当に良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。 奥田域は初回、先頭に安打を許したものの、けん制で走者を刺して落ち着いた。その後は直球を軸にカウントを整え、追い込んでからも低めへの抜群の制球で凡打の山を築いた。これまでは多投した変化球を狙われて痛打される場面が多かったことから配球面を見直し、「直球を増やしたことで変化球を生かすことができた」と振り返った。
打線は六回、ビッグイニングをつくった。折下の犠飛で追加点を挙げると、増田の2点適時打で加点。さらに走者を2人置き、仲村が右翼芝生席へ今季チーム初本塁打。「走者を返したかったので初球からいこうと。完璧だった」と喜んだ。チームは7日のオリックス戦に続き、初めての連勝。流れに乗り白星を重ねたい。