伊藤健太郎、支えるよりも「リスペクトしたい」 新ドラマで2人の女性に心動かされる
―― 一方で、深田ゆず(弓木奈於)は、健斗の中でどんな存在なのですか? ゆずは不思議な子だけど、すごく魅力的なんです。「ゆず先生はいろいろと抱えているものがあるので、その支えになってあげられたらいいな」という思いで健斗は一緒にいるんだと思います。 ■「尊敬できる部分があればあるほど素敵」 ――伊藤さんだったら、リスペクトする女性と、支えてあげたくなる女性、どちらが気になりますか? どっちも気になりますね(笑)。支えてあげたいという気持ちは分からなくはないですけど、どちらかというとリスペクトしたいと思いますね。相手に対して尊敬できる部分があればあるほど、素敵だなと思います。 ――ひとりぼっちと、このドラマが描く「隠れぼっち」はどう違うのでしょうか。 「隠れぼっち」は、「ぼっち」と言われるほど1人の時間が多いわけではないんです。一応居場所はあるし、友達もいる。そばから見るとそうは見えないけど、本人の中ではすごく孤独を感じる時間があったり、「自分って誰にも必要とされていないんじゃないかな」と思ってしまう人なんだと思います。 ――最後に、この作品の見どころをお願いします。 健斗が全くタイプの違う女性2人に翻ろうされながら、自分の思っていることをちゃんと伝えられるよう、やりたいことをやれるよう、成長していく物語でもあります。健斗、みなみ、ゆずの三角関係の中で、クスッと笑えるようなことが起こったり、ほっこりしたりするので、お疲れの時に見ていただくとほのぼのとした気分になっていただけるんじゃないでしょうか。ぜひ、楽しみにしていただけるとうれしいです。
■ 都田ミツコ とだみつこ 1982年生まれ。編集者・ライター。編集プロダクションでの勤務を経て、フリーランスに。
都田ミツコ