【速報】橋下徹元大阪府知事 Xで「控訴します」 れいわ新選組・大石晃子衆院議員のインタビュー記事めぐる裁判「意見や論評の域を逸脱していない」と敗訴
判決「発言が間接的または婉曲的に示した事実は、重要な部分について真実」
去年10月、最後の口頭弁論には大石議員本人も出廷していました。 大石晃子衆院議員(法廷での発言) 「報道の自由という点を言うなら、この裁判を起こすことが自体が矛盾している」「今回のような提訴を行うこと自体が、報道の自由の制限や圧力なんですよと訴えたい」
1月31日の判決で大阪地裁(小川嘉基裁判長)は、大石氏側が示した橋下氏の報道機関への対応の具体例の多くを事実認定し、「大石氏のインタビューでの発言が間接的または婉曲的に示した事実は、重要な部分について真実である」としました。 また、大石氏の発言について、「橋下氏の報道機関に対する対応を、DVに似ていると評するのが適切かどうかは置いておくとして、それも意見や論評の域を脱してはおらず違法性を欠く」として、橋下氏の請求を全面的に棄却しました。 大石氏は自身のSNSで、「大阪地裁判決、完全勝利でした。ありがとうございます」とコメント。
敗訴した橋下氏 Xに「控訴します」と投稿
判決言い渡し翌日の2月1日、橋下氏のXに長文が書き込まれました。 「僕が知事・市長時代、メディアに対して攻撃的だったと論評されるのは仕方がありません」 「僕が一番問題視していたのは、大石議員の「新聞社に対しても『あの記者どうにかせぇ』『あの記者やったら、おたくは外す』と。その代わり、『言うこと聞くんやったら、特別の取材をさせてやる』とか。それはやっちゃだめでしょということまで平気でやっていた」という発言です」 「判決は大石氏のこの発言も意見・論評の範囲内だと判断しましたが、この点は現在メディア出演を仕事としている僕の立場からすると認めるわけにはいきません」 「政治家時代、メディアと激しくぶつかることは多々ありましたが、このような裏取引のようなことをしたこと一切ありません」 「大石氏の国会議員としてのあるまじき態度を改めさせ、反省を促すためにも控訴します」 (MBS大阪司法担当 松本陸)