【天皇賞・春】過去10年で該当馬9勝!超シンプルに絞り込める「激アツ条件」とは
4月28日(日)に行われる天皇賞・春(G1、京都芝3200m)。体力自慢たちの頂上決戦と言える一戦であり、21、22年には阪神競馬場でも開催されました。 ですが開催競馬場に関わらず、このレースにはごくシンプルな傾向が存在することはご存じでしょうか。それはズバリ「前有利」です! ▼天皇賞・春「脚質」別成績 逃げ [2-0-0-10]複勝率16.7% 先行 [4-8-5-20]複勝率45.9% 差し [3-2-5-66]複勝率13.2% 追込 [0-0-0-39]複勝率0.0% マクリ[1-0-0- 0]複勝率100% (※過去10年) ご覧の通り、過去10年では先行馬が勝利数、複勝率ともにトップ。その後に逃げ馬、差し馬と続きますが、なんと追い込み馬に至っては優勝はおろか3着に入った実績すらありません。 天皇賞・春に出走するとあっては、スタミナがあることはもはや大前提。各馬が折り合い重視で臨み、最終的には直線でのスピード勝負になることが大半です。 とはいえステイヤータイプの馬が、後方からごぼう抜きするような切れ味を併せ持っていることはまれ。そのため前方に陣取っていた馬が、そのままポジションの恩恵を受けて突き抜ける……といった決着が目立つのだと推測できます。 かつて強烈な追い込みを武器とし、稀代の個性派と称された名馬ゴールドシップも、15年天皇賞・春では残り800mの地点で早々に4番手へ浮上する競馬で優勝。とにかく直線を向いた際に前目にいることが、レース好走の条件と言えそうです。 そのような傾向もあってか、やはり「前走4コーナー4番手以内」での競馬ができていた馬の成績も良好。過去10年における勝ち馬のうち9頭が該当しています。 ▼天皇賞・春「前走4コーナー位置」別成績 1~4番手[9-6-5-61]複勝率24.7% 5番手~ [1-4-4-74]複勝率10.8% (※過去10年) そして今年、同じく「前走4コーナー1~4番手」で走っていた馬は以下の6頭。 サリエラ →前走2着・4角3番手 タスティエーラ →前走11着・4角4番手 チャックネイト →前走1着・4角3番手 テーオーロイヤル →前走1着・4角3番手 ディープボンド →前走7着・4角3番手 マテンロウレオ →前走4着・4角1番手 また上記の条件内でも「前走1着」だった馬は[5-2-3-11]複勝率47.6%まで上昇。先に挙がった馬の中で「前走1着」に該当するのはチャックネイト、テーオーロイヤルの2頭。どちらも連軸候補として要注目です!
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