柔道パリ代表の素根輝「何も気をつかうことない」心強い存在と目指す五輪連覇 今年の初戦は今月下旬
柔道のパリ五輪女子日本代表内定選手が12日、東京都の味の素ナショナルトレーニングセンターで行う合宿を公開し、78キロ超級で東京五輪覇者の素根輝(パーク24)=福岡県久留米市出身=らが調整に励んだ。 ■素根が長兄との〝そっくり〟2ショット【写真】 五輪開催国のフランス代表ら海外勢も参加し、熱気あふれる雰囲気の中、素根が笑顔を見せた。「海外の大きな相手を想定して練習している。パリで金メダルを取ることが最大の目標。達成できるように」と意気込む。 今年から、東京五輪前までサポートしてもらった兄の勝さんが再び練習パートナーとして合流した。「何も気を使うことのない存在。自分の柔道を一番知っており、アドバイスも的確で本当にありがたい」。心強い味方とともに連覇を目指す。 五輪イヤーの初戦は今月下旬のグランドスラム・トビリシ大会で、優勝した昨年5月の世界選手権以来の実戦になる。「自分がどういう闘いができるか。しっかり結果を出し、自信を持てる大会にしたい」と力を込めた。(山田孝人)
西日本新聞社