子ども発案の“アイデアみそ汁”が給食に!はだか麦生産量日本一の町で 親子で「食育」楽しむ取り組みとは
愛媛県西条市の子どもたちが取り組む、体を元気にするプロジェクトを取材しました。 【動画】カラダWEEK ミソは味噌!?〇〇〇でケンコーはじめよう!<NEWS CH.4>
手際よく切られていく色とりどりの野菜に…揚げたてのからあげがたっぷり! ここは、西条市立西条小学校。子どもたちの給食づくりの真っ最中です。この日の給食には、今回の主役となる、あるメニューが提供されることになっています。
それが… 男子児童: 「おいしいです。オクラのねばねばとか」 女子児童: 「旬を感じるものがあったから、おいしかった」 女子児童: 「普通のお味噌汁はお味噌と野菜の味だけだけど、この味噌汁はナスとかもゴロッと入っていておいしい」
日本人の食事の基本に立ち返ろう “おかずになるみそ汁”を考える子どもたち
そう、“味噌汁”です。なぜ味噌汁が特別なメニューかというと… 西条小 武方美由紀栄養教諭: 「ご飯と味噌汁という日本人の食事の基本に立ち返ろうではないかということで、栄養教員部として“チャレンジ The みそしる”に 取り組んでいます。バランスのよい朝食を食べてしっかりと勉強や運動できるような健康的な体を作ってもらいたいというのが大きな目的の一つです」
“チャレンジ The みそしる”は、夏休みの課題の一環で、子どもたちが自ら“おかずになるみそ汁”を考えるプロジェクト!地元で採れた旬の食材などを取り入れることもポイントです。 今では、市内35の小中学校に広がっているこのプロジェクト。きっかけとなったのは“味噌づくり”でした。
授業でも味噌づくり!自ら作ることで苦手を克服する児童も
武方さん: 「今年5年生が仕込んだ味噌になります。これは西条産の大豆、それから西条産のお米、西条産のはだか麦ということでオール西条産ということで仕込んだ味噌になります」 味噌の原料の一つ、はだか麦の生産量が36年連続日本一の愛媛県。中でも西条市の生産量が最も多くなっています。西条小学校では毎年、5年生が授業で味噌を作っていて、給食にこの味噌を使うことも。
この日の給食に採用された味噌汁を考えたのは、3年生の岡本朔汰くん。 岡本くん: 「給食に出ると聞いたときはちょっと驚きました。自分が作ったものがみんなによろこんで、おいしいと言ってもらえるところが嬉しいです。僕はオクラが好きなのでオクラをたくさん盛り付けて、栄養満点の味噌汁にしました」