「皮肉にも退場を称賛したのだ」

スポルティング戦で退場となったペペ。(C)Getty Images

　現地12月18日に開催されたポルトガルリーグの第14節で、ポルトは守田英正が先発したスポルティングと敵地で対戦。同勝点で迎えた首位攻防戦を０－２で落とした。 【動画】顔面を流血させたペペの衝撃パンチ 　痛恨だったのが、40歳の主将ペペの退場だ。０－１で迎えた48分、ポルトがFKを獲得し、ペペがセットしようとする。そこにスポルティングのDFマテウス・レイスが肩をぶつけてきたため、振り払うようにして顔面を殴打。相手が出血するなか、レッドカードを出されたポルトガル代表DFは皮肉めいた拍手をして、ピッチを後にした。 　かつてプレーしたスペインの大手紙『Mundo Deportivo』は、「ペペがまた乱心。元レアル・マドリーの選手は、リスボンのチームがリーグ首位を奪還するために勝利したクラシコの後半開始時にマテウス・レイスに顔面を流血させた」と報じた。 　同紙は「ペペは我を失った。伸ばした腕でマテウス・レイスを殴り、顔面から出血させ、前進を阻んだ。スポルティングの選手たちは２枚目のイエローカードを要求したが、主審は映像を確認してレッドカードで退場させ、元マドリーの選手は皮肉にも退場を称賛したのだ」と非難している。 　大ベテランの域に入ったが、血気盛んなところは変わらないようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部