都知事選「大量立候補」問題 供託金引き上げは選挙権の侵害で期待薄 諸外国にならえば…署名の義務付けが現実的か
であれば、日本でも現実的な案は、一定数の有権者の署名の義務付けだろう。これを現在の供託金と併用すれば、今回のような泡沫(ほうまつ)候補の大量出現をある程度防げるだろう。出馬することが経済的なメリットや売名行為になる国政選挙や一定規模の都道府県知事選挙に導入することを検討すべきではないだろうか。
なお、今回の都知事選で不適切なポスターがあったが、警察が事前警告することで、大きな問題にならなかったのはよかった。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)