ゆる探索アクション『へべれけ』のリマスターが「えんじょいえでそん」として発売決定。「巻き戻し」や「連射」機能、クリアタイムを他プレイヤーと競える「すぴーどらんモード」の実装など新要素多数
株式会社シティコネクションは、ファミリーコンピュータ向けタイトル『へべれけ』のリマスター版を3月28日(木)にリリースする。タイトルは『へべれけ えんじょいえでそん』となり、対応プラットフォームはNintendo Switchだ。 『へべれけ えんじょいえでそん』画像・動画ギャラリー 『へべれけ』は1991年にサンソフトより発売されたアクションゲームであり、4体のキャラクターを切り替えながら2Dマップを進んでゴールを目指すという内容となっている。 キャラクターごとの固有アクションを適宜使い分けたり、アイテムの入手やゲームの進行度合いに応じて探索できる範囲が増えていったりといったゲームデザインが取り入れられており、現行の「メトロイドヴァニア」ジャンルのアクションゲームの先駆けのような要素を含む作品だった。 「へべ」や「おーちゃん」をはじめとするかわいらしくもシュールなキャラクターや、独特の雰囲気を持つテキストや世界観も魅力のタイトルとなっている。 『えんじょいえでそん』では当時のグラフィックやサウンドなどの雰囲気を忠実に再現しつつ、より快適にプレイが可能になる新機能が実装される。いつでも行えるクイックセーブ&ロード機能をはじめ、任意の時点までゲームを巻き戻すことでリトライを容易にする「巻き戻しボタン」、ボタン連打をオートで行える機能などが搭載されるようだ。これらの機能により、現行ハードでカジュアルに本編を楽しむことができるだろう。 また、上記の便利機能は任意でオン・オフの切り替えが可能となっている。ほか、ゲームの進行に応じて実績を入手できる「アチーブメント」や、クリアタイムをオンラインで共有して他のプレイヤーと競うことができる「すぴーどらんモード」といったやりこみ要素も搭載されている。オリジナル版のような高難度の『へべれけ』に挑戦したいユーザーはこちらも極めてみよう。 ほか、『へべれけ』オリジナル版のパッケージや説明書などの資料映像を閲覧できるなど、ファンには嬉しいおまけ要素も存在するようだ。追加要素はほかにも実装予定となっているため、気になるユーザーは公式サイトなどを適宜チェックしておこう。 『へべれけ』はサンソフトを代表するタイトルのひとつであり、落ちものパズルの『へべれけのぽぷーん』、対戦アクションの『すごいへべれけ』、レースゲームの『はしれへべれけ』など多様なジャンルの関連作がリリースされている。ほか、主人公の「へべ」はサンソフトのマスコットキャラとして多数の媒体に登場している。 なお、初代『へべれけ』の正統続編となる『へべれけ2』が2月29日(木)にリリースされる。初代のシステムや世界観を踏襲しつつ、フェルト風のビジュアルやローグライク要素など、新たな試みが多数なされた完全新作となっている。 ゆるくてシュール、だけど意外と硬派な『へべれけ えんじょいえでそん』を新作『2』と合わせて楽しもう。
電ファミニコゲーマー:波木銅
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