サンタが住むラップランドで見かけたトナカイ 地元では食用肉として有名
日本で最も近いヨーロッパの国、フィンランド。その首都ヘルシンキから飛行機で1時間弱、クーサモに向かった。ロシア国境に接し、フィンランドの北部ラップランド地方の入り口だ。 フィンランドは国土のおよそ1割が水域で、湖の数は約19万あるという。そしてラップランドはサンタクロースのホームタウン「サンタクロース村」があることでも有名だ。 車で移動していると、時々出会うトナカイ。もちろん野生のものもいるが、放牧されているトナカイもこうして道路を横断している。 トナカイは断熱効果の高い体毛を持ち、蹄も面積が大きいため雪に沈むことなく歩くことができるという。まさにラップランドの寒冷地に順応した動物だ。サンタクロースのソリを引く動物として認知度が高いトナカイだが、フィンランドでは食用肉としても有名だ。 今回の旅ではオーロラも楽しみにしていたが、あいにく滞在中に遭遇することは出来なかった。それでもラップランドを去る時に撮ったこの1枚は、また次の計画を立てるには十分な光景だった。 (2015年10~11月撮影)