【ヴィクトリーナ姫路】連続ストレート勝ちで“SV”4位浮上
■岡山でのホーム戦
<SVリーグ女子 第7節> ○ヴィクトリーナ姫路 3-0 Astemoリヴァーレ茨城(11/23) ○ヴィクトリーナ姫路 3-0 Astemoリヴァーレ茨城(11/24) ---------------- 女子バレーボールSVリーグ・ヴィクトリーナ姫路(7勝3敗)は11月23・24日、ジップアリーナ岡山(岡山市)でホームゲームを行い、Astemoリヴァーレ茨城(旧名:日立Astemoリヴァーレ)と対戦した。 23日の試合。 ヴィクトリーナ姫路は第1セット、8点リードからAstemoに猛追され、23-22と迫られたが、パリ五輪代表の宮部藍梨・井上愛里沙が連続得点してセットを奪った(25-22)。 第2セットを連取(25-17)して迎えた第3セット、23-21の場面で、アヴィタル・セリンジャー監督はアナ・ルイーザ・フヂゲル(ブラジル 186cm)を起用。 前衛に、アナ、宮部(181㎝)、チャッチュオン・モクシー(タイ代表 181cm)と180㎝台の3人を並べ、宮部がブロック、チャッチュオンがスパイクを決めてストレート勝ちした。 ヴィクトリーナ姫路は開幕2戦目のPFU戦(10/13)以来のストレート勝ち。
■数%の違い
24日の試合。 Astemoの強いサーブに、ヴィクトリーナ姫路はサーブレシーブ成功率25.0%と崩され、3セットとも終盤まで競り合ったが、井上とチャッチュオンの両エースが強烈なスパイクを打ち続け、押し切った(25-22、25-22、25-21)。 2戦とも先発したセッター・櫻井美樹が、レフト、ライト、ミドル、バックアタックと4方向にトスを上げで立体的な攻撃を演出し、自らも時おりツーアタックを仕掛けて相手を翻弄した。 2戦あわせて、チャッチュオンが39得点、井上は31得点を挙げた。 セリンジャー監督は試合後、 「勝敗を決めたのは、細かいディテールの部分を完遂することができたところだ。ほんの数パーセントの違いではあるが、それが勝因だと思う」とコメントした。 また2020年から2シーズン、ヴィクトリーナ姫路を率いたAstemoの中谷宏大監督は、 「個人的には、長く携わってきたチームとの対戦で感慨深いものがありましたし、成長している選手を見て負けてられないと感じました」とコメントした。
■日程1/4を消化
SVリーグはシーズン44試合を戦う。 ヴィクトリーナ姫路は12試合を消化し、9勝3敗で4位につけている。 個人成績では、井上が総得点でリーグ6位(日本人選手トップ)の「230」をマークしている。 次節(11/30、12/1)は、ヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)で9位・PFUブルーキャッツ石川かほくと対戦する。 30日は13時5分、1日は14時5分に試合が開始される。 (浮田信明)