【香港】公務員の昇給率、3%で決定
香港政府公務員事務局は11日、本年度(2024/25年度)の公務員給与を一律3%引き上げると発表した。政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官と、その諮問機関で事実上の閣議に相当する行政会議が正式に決定した。 公務員事務局の報道官は「政府の財政赤字、公務員の人員不足、物価や民間企業の賃金の上昇などさまざまな要素を考慮して決めた」と説明した。立法会(議会)財務委員会での手続きを待って4月1日にさかのぼり適用する。 公務員事務局が5月、政府職員の給与水準を検討・勧告する給与動向調査委員会から受け取った昇給率の目安となる指標は、3段階に分けた月額給与の「低」が5.47%、「中」が4.32%、「高」が4.01%だった。政府が最終的に決定した上げ幅はこれを下回った。