神村学園、5投手でつないだ「魂のリレー」 強豪・大阪桐蔭にぶつけた気持ちの投球【選抜高校野球】
◆第96回選抜高校野球大会2回戦 大阪桐蔭4―2神村学園（27日・甲子園球場） 神村学園が5人の投手の継投で大阪桐蔭に立ち向かった。左翼と兼任する上川床勇希（3年）が初戦に続き先発し6回2/3を投げ3失点だった。1回に失策絡みで同点にされたが、その後も大量失点は許さず1イニングで最小失点で踏ん張った。「失点はしたけど『挑もう』という気持ちで投げました。とりあえず攻めていこうと思って自分の強い球を投げて抑えようと思いました」と気持ちのこもった投球を見せた。 ■〝死の組〟神村学園は8強逃す【選抜組み合わせと結果】 6回無死一、三塁の場面のピンチでエース今村拓未（3年）が3番手で登板。犠飛での1点は許したが、前の回までランニングホームランを含む3安打を放っていた相手の1番境亮陽（3年）から空振り三振を取った。冬に左肘を痛めコンディションは万全ではなかったため、甲子園では先発ではなく救援に回ったエースは「慣れないリリーフだったけど落ち着いて投げられました。夏は自分が先発して勝てるように頑張りたい」と、夏の再来を誓った。
西日本新聞社
