ベスト8に終わったアジア杯を総括。中田浩二氏は失点の多さを指摘「日本らしくない、もったいない失点が多かった」|やべっちスタジアム
【国内サッカー・Jリーグ】DAZNのオリジナル番組『やべっちスタジアム』#147では、ベスト8敗退に終わったAFCアジアカップカタール2023を振り返った。
予想外の結末だった。 苦しみながらもグループステージを突破し、決勝トーナメント1回戦ではバーレーンを相手に快勝を収めた日本だが、準々決勝となったイラン戦は苦しい展開に。前半のうちに先制点を奪ったものの、後半に二つの失点を喫してよもやの逆転負けとなった。 大会を終えて総括を問われた解説者の中田浩二氏は、「やはりアジアの戦い方は難しいと改めて感じさせる大会だった」と主張。続けて、「5試合を戦って楽な試合は一つもなかったのは少し驚きでした。もちろん日本が研究されていたのはあるけど、アジア全体のレベル、特に下の方が上がってきている印象を受けた」と語り、大会全体を通した中でのアジアレベルの向上を口にした。 イラン戦やイラク戦など、相手の球際やパワーの面で下回ったことを指摘しつつ、中田氏は気になった点として全試合で失点したことを挙げた。 「初戦のベトナム戦相手にもファーサイドで競り負けて失点という形ですし、イラク戦も球際の強度で負けていた印象がある。あとはコミュニケーションの部分でも味方同士でぶつかるなど、大会を通して日本らしくない、もったいない失点が多かったと思います」 最後に中田氏は、「この負けはもう取り戻せないので、気持ちを切り替えて次に進んでいかないといけない」と思いを口に。今回の大会で出た課題をしっかりと見直し、改めてチームを一つにすることで再び勝っていってほしいとエールを送っている。