【陸上】世界陸上女子3000m障害4位のウォンデマヘンに新たな禁止薬物反応 テストステロン陽性で暫定資格処分
陸上界の不正を監視する世界陸連の独立監視機関「アスレティックス・インテグリティ・ユニット(AIU)は11月22日、女子3000m障害のZ.ウォンデマヘン(エチオピア)に対し、テストステロンの陽性による暫定資格停止処分に科すことを発表した。ウォンデマヘンは、11月3日にエリスロポエチン(EPO)の陽性で暫定資格停止処分を受けており、新たに禁止物質の陽性が発覚した。 女子3000m障害の元世界チャンピオン・ジェルトの暫定資格停止処分を解除 ドーピングの立証できず ウォンデマヘンは現在21歳で、3000m障害で21年東京五輪は8位、今夏のブダペスト世界選手権で4位に入っている。21年には世界陸連(WA)ワールド・アスレティックス・アワードのライジングスター賞にもノミネートされていた。 そのほか、AIUは女子中長距離のJ.チェムスト(ウガンダ)に対し、禁止物質(19-ノランドロステロン)の陽性・使用により、23年7月13日から4年間の資格停止処分と23年5月13日以降の成績取り消しを発表。また、難民選手団のF.イバフデルに対しても、禁止薬物の陽性で暫定資格停止処分を明らかにした。
月陸編集部