ハンドルとポケットつきパソコン、家で使うのに便利すぎた
HPの新商品「HP Envy Move All-in-One」(以下、HP AIO)は、新しいデスクトップパソコンの形を提案していると思います。ハンドルとポケットがついて、持ち運ぶことを前提にデザインされたデスクトップです。 【全画像をみる】ハンドルとポケットつきパソコン、家で使うのに便利すぎた
ラップトップとはまた別
持ち運ぶならラップトップで、タブレットでよくないですか? …と、最初に見たときは思ったのですが、前提に「みんなで使う」を入れると、なるほどコレはコレでありだなって思います。 スマホ普及でパソコンは持っていない人もいる昨今。それでも、仕事や勉強、ゲームでパソコンを使いたい時はあります。そこで、家族みんなでも、個人でも使える端末となると、なるほどラップトップよりもデスクトップです。23.8インチの大きな画面は見やすいです。それが持ち歩けるなら、確かにいい。とくに、こどもが使用する場合、タブレットやスマホだと、画面サイズや姿勢は気になりますから。 さらに、この大画面はタッチスクリーン。ハンドルをつけたという単純な発想ながらも、ラップトップとデスクトップとタブレットのいいとこどりしたハイブリッド端末になっているのです。 米Gizmodoが実際に端末を触ってきました! 以下、米Gizのハンズオンレビューです。 ケーブルを繋ぐことなく、どこにでも持ち運べるパソコン「 HP Envy Move All-in-One」。好印象かつ新しいアイディアですが、気になるのは価格。この価格に見合ったパフォーマンスはあるの、かな? 1200ドルは、レビュー用として編集部に届いた構成(Core i5 13世代プロセッサ、ストレージ容量1TB、メモリ16GB、Intel Iris Xeグラフィック搭載)の場合。日本では22万円から。
ユニークなデザイン
HP AIO最大の魅力は、ハードウェアとしてのユニークなデザイン。まず、モニター下にキックスタンドが付いています。これ、置いた時だけ、くるっと出てくるんです。 モニター背面にはファブリック素材のポケットがあり、これはキーボードなどを収納するため。背面上部にはハンドルがあり、これは持ち運ぶため。片手で持ち運べるように、必要なものはすべてセットになっているのです。外に持っていくときは、専用のシェルパカバーもついています。 持ち運びやすくはなっていますが、そこそこ重い。10ポンド(約4.1キロ)なのでもちろん持てますけど、そりゃラップトップの方が軽いよね。 で、この重さならもうあちこち移動しないって言うならば、プロセッサCore i5搭載でもうちょっと安い端末を選ぶ方がきっといいでしょう。 この流れで、ちょっとマイナスなことを先に言うと…、ポートが少ない。 HDMIポート(映像入力用)が1つ、充電スロット、USB-Aが1つ、USB-Cが1つ。あとは、明るさと音量の調整ボタンと、映像ソースのボタンがあるだけ。イヤフォンジャックもSDカードスロットもEthernetもなし。モニター裏にはコントロールパネルなし。 個人的には、背面のキーボードポケットの位置をもうちょっとあげて、ポートやパネルをいれてもよかったのではと感じます。ファミリー使用を考えると、イヤフォンジャック欲しかったな。 あと、もう1つはモニターの角度。10度しか動かないんです。ここも、もうちょい可動域欲しかった…。