照ノ富士V10へ「あと1回頑張りたい」 高校後輩・北青鵬の暴行引退は「とても残念」
大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付が26日、発表され、初場所で9回目の優勝を飾った横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が大阪市内で会見に臨んだ。目標に掲げる10回目の優勝へ「2桁優勝するために、とりあえずあと1回頑張りたい」と意気込んだ。 2場所連続全休明けだった初場所は4場所ぶりの皆勤。「気を張ってた場所だったから、一気にいろんな疲れが来たと思って」と、場所後は疲労回復に努めてきた。春場所まで2週間。「その日その日でできることを精いっぱいやってという感じ」と、痛みを抱える腰の状態を確認しながら慎重に調整を進める構えだ。 琴ノ若が大関に昇進し、春場所は1横綱4大関になる。3年近く一人横綱を務める照ノ富士は「誰かしら上がってきてほしいというのは、正直思います。みんなそれを目指して頑張ってますから、何が足りないかっていうのはもう一回見直して、それを実現させるように頑張ってほしい」と、新たな横綱誕生を願った。 23日には鳥取城北高の後輩である北青鵬が弟弟子への暴行問題で引退。照ノ富士はよく面倒を見て声をかけていただけに「とても残念だと思います」と愚行を嘆いた。