【山口県】人材交流や起業学生の保証も 周公大と県信保が包括連携協定
山口県周南市の周南公立大(髙田隆学長)と県信用保証協会(木村進会長)は1月31日、人材交流を進めて双方の知見を共有し、地域社会の発展を目指すための包括連携協定を結んだ。 2022年に同大と同協定を結んだ西京銀行が仲立ちし、今回の協定締結が実現した。同協会は県内の3信用金庫、日本政策金融公庫などと包括連携協定を結んでいるが、大学との協定締結は初めてとなる。 今後は同大からのインターンシップの受け入れ、同協会からの職員の派遣などで地域の人材循環を図り、協会側は学生が起業資金を借りる場合の信用保証なども視野に入れる。 同大は4月に人間健康科学部、情報科学部経済経営学部の3学部5学科となり、学生や教員の増加に伴い新たな教育研究体制をスタートさせる。髙田学長は「協定締結が地域社会の活性化、発展に資すると期待する」▽木村会長は「地域人材の循環を通じた地方創生への貢献を目指したい」と話した。