「電波堂ビル」那覇・久茂地のランドマーク、取り壊しへ あの「ソニー坊や」とも深い縁 沖縄
那覇市久茂地地域のランドマークとして半世紀以上の歴史を持つスペースアートビル(旧電波堂ビル)と電波堂ビル(新館)が老朽化により近く、取り壊される。 【写真】昭和生まれには懐かしい…沖縄の「ソニー坊や」 スペースアートビルが1962年に建設され、隣接する現在の電波堂ビルは74年に県内初の立体駐車場を完備する貸しビルとして誕生した。 創業者は、那覇市出身の「哲楽家」紀々(きき)さんの祖父にあたる故新川(しんかわ)唯介さんだ。新川さんが大手総合電機メーカー「ソニー」の沖縄総代理店として開業したのが始まり。新川さんは子どもたちの交通安全を願い、県内各地に点在する「ソニー坊や」を設置した人物としても知られる。 ビル解体後の跡地利用は現時点では未定という。