<私の恩人>宇治原史規 “クイズ王”宇治原は“クイズ女王”の母性に育てられた!
番組に出演している時だけじゃなく、麻木さんが企画するご飯会「クイズサミット」にも、誘っていただきました。みんなでご飯を食べながら、それぞれが考えてきたクイズを出し合ったりする会なんですけど(笑)、そこで、やくみつるさん、宮崎美子さん、八田亜矢子ちゃんとかとも交流が持てるようになりました。そういうつながりができてくると、さらに番組で、やりやすくなっていくんですよね。 なぜ、麻木さんがそんなことをしてくださったのか。僕は、純粋な“母性”なのかなと思ってます。具体的に何かをおっしゃる、ということはないんですけど、「また、こっち(クイズ)の世界に新しい子が出てきたわ」という感じだったんですかね。実際、それで僕は救われることになりましたし、それは“母性”という計算のない優しさみたいなものだけに、本当にありがたいことだな、と感じています。 麻木さんのおかげで、クイズ番組で、あれこれやらせてもらうようになって、さらに“いいうねり”も生まれてきたんです。実は、僕はもともと気が小さいですし、あがり症ですし、知らない人の中でやるというのは、すごく負担に感じているところだったんです。 クイズ番組以外でも、東京で仕事をさせてもらうようになると、全然お会いしたことのない、自分がテレビの前で見ていたスターさんと、共演させてもらったりもします。今までやったら、「自分のことなんて知らんやろうな…。そんな自分が前に出たら、まず『お前、誰やねん!?』となるわな…」という気持ちから始まってたと思うんです。 でも、クイズに出してもらって、そういった方々から逆に、「見てるよ」と言っていただいたりもする。となると「うわ、この人、自分のことを知ってくださってるんや」と驚くとともに、やっぱり、やりやすいんですよね。「こんな方々が、自分を知ってくださってるんや」ということで、出てくる自信みたいなものも感じさせてもらいました。