<ブギウギ>ミュージカル界の歌姫・昆夏美“李香蘭”の「夜来香」に視聴者うっとり 草なぎ剛“善一”「ズキズキワクワク」も登場
趣里がヒロインを務める連続テレビ小説「ブギウギ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。1月4日放送の第65回に歌手・李香蘭(昆夏美)が登場した。ミュージカル界の歌姫として活躍する昆がのびやかな歌声で名曲「夜来香」を披露し、視聴者を魅了した。(以下、ネタバレがあります) 【写真】登場すると場面が引き締まる!菊地凛子“りつ子” ■善一が上海で出会った歌姫・李香蘭 「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」などの名曲で知られる昭和の大スター・笠置シヅ子をモデルにしたオリジナル作品。戦後の人々に生きる活力を与えた歌手・福来スズ子の波瀾万丈の人生の物語だ。 第14週「戦争とうた」では、終戦が近づく昭和20年夏、福来スズ子(趣里)や茨田りつ子(菊地凛子)たちがそれぞれの場所で人々に歌を届ける姿が描かれている。そして上海には、音楽会の準備をする作曲家・羽鳥善一(草なぎ剛)の姿があった。 上海で知り合った作曲家・黎錦光(れい・きんこう=浩歌)による大ヒット曲「夜来香」をブギのリズムにアレンジし、音楽会の目玉にしようと考えた善一。音楽会は狙い通りの大成功で、参加した人々は、音楽によって“すべてが自由でひとつ”になるひとときを過ごした。 ■明るく伸びやかな歌声に視聴者も喝采 音楽会のあと、間もなく日本に戻る善一が「みんなとももうお別れだ。李さん、最後にもう一度『夜来香』を歌ってもらえませんか」と提案し、李香蘭が歌唱を披露。明るく伸びやかな歌声に、視聴者からも「気持ちのいい歌声!」「朝から元気をもらえた」「昆ちゃん、李香蘭役ぴったりだった!」といった声が上がった。 李香蘭役の昆は、主にミュージカル界で活躍する女優。洗足学園音楽大学ミュージカルコース在学中の2011年、「ロミオ&ジュリエット<日本オリジナルバージョン>」初演時のヒロインオーディションを経てジュリエット役に抜擢され、プロデビュー。同年に舞台「有毒少年」に無毒少女役で主演すると、その後もミュージカル「ハムット」(2012年)オフィーリア役、「レ・ミゼラブル」(2013年)エポニーヌ役、「アダムス・ファミリー」(2014年)ウェンズデー役など次々に大役を射止めた。 2017年、オーディションを経て実写版「美女と野獣」でエマ・ワトソン演じるベルの吹替を担当。野獣の吹替を担当した山崎育三郎とともに、美しい歌声で「美女と野獣」の世界を彩った。2023年12月に放送された「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2023」(日本テレビ系)のウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年記念企画でも山崎と共に登場し「美女と野獣」を歌唱、ディズニーも認めたその歌声を披露したばかり。1月10日(水)からは、東京・日生劇場で開幕するブロードウェイ発ミュージカル「トッツィー」に出演する。 ミュージカル界の歌姫として熱い注目を集める昆が、その歌声で華やかに彩った第65回。善一の口からは、のちの大ヒット曲「東京ブギウギ」につながる「聴くと胸のあたりがなんかこう…ズキズキワクワクするだろ?」の言葉も飛び出し、Yahoo!検索ランキングで「羽鳥先生」がトレンドトップ10入りしたほか、X(旧Twitter)でも「羽鳥先生」「茨田さん」「昆ちゃん」がトレンド入りする賑わいを見せ、2024年も好調な滑り出しとなった。 ※「草なぎ剛」のなぎは、弓へんに前の旧字体その下に刀が正式表記