【根岸S】東京コース実績と前走の末脚を評価 東大HCの本命はタガノビューティー
フェブラリーSを占う重要な前哨戦
今週日曜日は東京競馬場でGⅢ・根岸Sが行われる。武蔵野S2着のタガノビューティーや、連勝の勢いで臨むエンペラーワケア、サンライズフレイム、地方重賞で活躍中のパライバトルマリンやシャマルなど計16頭が出走する。 【シルクロードステークス2024 推奨馬】パワー型で時計のかかる馬場は大歓迎、黄金コンビで必勝態勢だ! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 1着にはフェブラリーSの優先出走権が与えられる前哨戦。昨年覇者レモンポップはその後、フェブラリーSを含めGⅠ・JpnⅠを3勝、最優秀ダートホースに選ばれた。今年のダート戦線を占う重要なレースであることは間違いない。今回も過去10年のデータから馬券戦略を検討していく。
後方からの末脚勝負
<根岸S・前走脚質別成績> 逃げ【0-1-0-11】勝率0.0%/連対率8.3%/複勝率8.3% 先行【4-3-0-35】勝率9.5%/連対率16.7%/複勝率16.7% 差し【2-3-6-50】勝率3.3%/連対率8.2%/複勝率18.0% 追込【4-2-4-25】勝率11.4%/連対率17.1%/複勝率28.6% マクリ【0-1-0-2】勝率0.0%/連対率33.3%/複勝率33.3% ※前走海外、競走中止等除く 根岸Sは1400m戦ながら、後方からの決め手勝負になりやすい。前走脚質別成績を見ると、逃げ馬は馬券絡み1度のみ。先行馬も7連対しているが複勝率では差し、追込馬を下回っており、好走例はいずれも前走3着以内の馬だった。エンペラーワケアを過度に嫌う必要はないが、強調点には欠ける。 目を引くのは複勝率が3割近い前走追込馬で、特に前走上がり3Fが2位以内だと【3-2-4-11】で複勝回収率は140%と黒字。今回の出走メンバー中で条件を満たすのはアルファマム、サンライズフレイム、タガノビューティー、ベルダーイメルの4頭。まずはこの4頭から検討していきたい。 「前走追込で上がり2位以内」のうち、前走が重賞だと【3-2-1-6】と半数近くが連対。タガノビューティーとベルダーイメルが該当する。ただし前走カペラS組は【1-0-1-4】、馬券に絡んだ2頭はカペラS3着以内馬であり、1秒0差で6着のベルダーイメルはやや不利か。アルファマム、サンライズフレイムが該当する前走OPは【0-0-3-5】と連対例がない。ただし今年は前走中央重賞組が4頭しかいないメンバーで、大きな減点材料ではないだろう。