『CONTROL』の世界を舞台にしたマルチプレイのスピンオフ『FBC: Firebreak』が正式発表 ゲームプレイトレーラーも公開

『CONTROL』の世界を舞台にしたマルチプレイのスピンオフ『FBC: Firebreak』が正式発表 ゲームプレイトレーラーも公開

Remedy Entertainmentが開発する『CONTROL』の世界を舞台にした新作マルチプレイ『FBC: Firebreak』が正式発表された。 「CONTROL」画像・動画ギャラリー 3人での協力プレイが体験できる本作は、Remedyでおなじみの世界観をより華やかに描く作品だ。今回初めて公開されたゲームプレイトレーラーでは、環境スーツに身を包んだ3人のキャラクターが、テンポの速い一人称視点のゲームプレイでさまざまな敵と戦っている様子が確認できる。庭に飾るノーム人形も登場していた。以下でトレーラーをチェックしてほしい。 ディレクターを務めるマイク・カヤッタはXbox Wireにて、本作は「『CONTROL』のDLCではなく、もちろん続編でもない」と説明。「フレンドと一緒にさまざまな大忙しの協力ミッションを楽しめる」作品だという。 プレイヤーはFederal Bureau of Control（FBC／連邦操作局）のファーストレスポンダー（初動対応要員）となって、ツールのアタッチメントへと改造された「変貌アイテム」を「超自然的強化」として駆使し、オールデスト・ハウスに潜む敵と戦っていく。 「Remedyではこれまでシングルプレイのゲームを作ってきましたし、現在も新たなシングルプレイゲームをいくつか開発中です。これらの作品は素晴らしいものになると思いますが、以前からPvEのマルチプレイゲームを作りたいと思っていました」とカヤッタは言う。「シングルプレイだけでなくマルチプレイも大好きなスタッフが大勢います。ずっと同じタイプのゲームばかりをやりたいとは考えていないので、新たなチャレンジに取り組めてうれしいです」 『FBC: Firebreak』がその歴史やロアの一部として正統かつ影響力のあるものにしたいと考えていました 注目したいのは、本作が典型的なライブサービスゲームではないとされている点だ。アンロックアイテムが多数用意されており、定期的に新しいコンテンツが提供されるものの、「アイテムのために毎日ログインしたり、素材を入手し損ねるのではないかと恐れたりする」ようなものではないという。また、やや異なるアプローチではあるが『CONTROL』の世界を舞台に展開する新しいストーリーも多数用意されているようだ。 「シングルプレイの作品を追ってきた人たちにとって、『FBC: Firebreak』がその歴史やロアの一部として正統かつ影響力のあるものにしたいと考えていました。これまでのRemedyのゲームで見られたナラティブスタイルは、この種のゲームでは通用しません」とカヤッタは説明。「本作のゲームプレイにおけるこうした違い（ストーリーよりも世界観、シングルプレイよりもマルチプレイ、チームメイトとのボイスチャット、探索よりもアクション、など）を考えると、本作を単独の作品にすることが重要である理由がわかるかと思います。とは言え、さらなる『CONTROL』の世界を見ることができます。『CONTROL』のFBCについてもっと知ることができますし、そこで働く人たちにももっと出会えます。オールデスト・ハウスもさらに探索でき、奇妙なものにも遭遇します。そして何より、新旧のこの世界をまったく違う視点から体験できます」 一方で『CONTROL 2』の開発も続けられており、現在はデザイン段階にある。また、『Alan Wake 2』の新たなDLCも準備中だ。『FBC: Firebreaker』は、2025年にPC/PS5/Xbox Series X|Sで発売予定。発売日からXbox Game Passでも配信される。