QT15位で出場権を得た村田理沙が語る“目標と課題”。「前半戦でいかに結果を残せるか、1試合1試合、集中していきたい」
プロ入りして8年目のシーズンを迎える村田理沙。これまでシード権を取ったことはないが、今季はQT15位の資格でレギュラーツアーに挑む。プロになり徐々に上手くなってきて”今が私のピークかも”と語る彼女は、今シーズン序盤のツアーを”春いちばん”のようにかき回す存在になるかもしれない。 2月13日号の「週刊ゴルフダイジェスト」に掲載された村田理沙のインタビューをみんゴルでもお届け!
「私のゴルフ人生で、今がいちばん調子がいい」
2023年、ステップ・アップ・ツアー20試合に出場した村田理沙。自身の中で最も試合数が多かったという彼女に昨季を振り返りつつ、今シーズンに向けた目標や課題を聞いた。 「ステップ・アップ・ツアーは、ほとんどの試合に出場できました。プロ生活8年目となりますが今までシード権を獲得したことはなく、ずっとQTから挑戦しています。昨季のQT15位は自分のなかで最もいい順位なんです。 目標はずっと変わらず、ツアー初優勝とシード権獲得です。私のなかではシード権って相当すごいものなんです。仲のいい(岸部)桃子ちゃんは、技術的にもマネジメント的にも上手いです。それでもシードを取るまで10年以上かかっています。一方でツアールーキーがいきなり初優勝したり、シードを取ったりすることもあります。ツアーは年間を通して安定した成績を出さなければなりません。もっと上手くならないと、もっと強くならないとシード権は取れない、そう実感しています。 私はゴルフ人生のなかで、今がいちばん調子がいいんです。技術的に上がっていますし、体のコントロールもできています。飛距離も落ちてはいませんし、ショット全体が安定してきた感じがあります。フィジカルについても反応が鈍いということがなく、自分が思うように動けています。アスリートのピークって人それぞれ違うと思うんです。だから、私は今なのかなって最近思っています。 来季に向けトレーニングを開始した村田は現在、アメリカで合宿中だ。 「2017年からアメリカ人のコーチに習っていて、オフはアメリカで練習しています。アメリカの教え方は基本、アバウトなんですけど、いい意味で自由さがあります。だから自分の感覚を優先でき ます。コーチにも『最後は自分の感覚だからボクは教えられないよ』っていつも言われています。今年の課題はドライバー。私、ドライバーが下手なんです。もっと飛距離と正確性を高めたいです」