「地域CL」1次ラウンドA組をざっくり展望 FC.ISE-SHIMAが3年ぶり出場、プライドかけた九州勢対決も【Road to JFL】
日本フットボールリーグ(JFL)参入をかけた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が8日に開幕。ここでは1次ラウンドAグループをざっくり紹介する。 ◆Aグループ(静岡会場) FC徳島(四国/徳島) ヴェロスクロノス都農(九州/宮崎) ジェイリースFC(全社枠2/大分) FC.ISE-SHIMA(東海1部/三重) A組はそれぞれ四国、九州の王者に輝いたFC徳島と都農、九州2位の実業団ジェイリース、東海1部初優勝でリーグ王者としての地域CL参戦は初となるISE-SHIMA。 4クラブとも初のJFL参入を目指すなか、うち3クラブが決勝ラウンドまでは経験。FC徳島とISE-SHIMAが2021年、都農が旧名称時代の2018年に1次ラウンドを突破した。 小倉隆史氏が理事長を務めるISE-SHIMAは、2021年に輪番枠で地域CL初出場。決勝ラウンドまで6試合無敗、同2位でJFL側との入替戦へ進むも、ホンダロックSC(現:ミネベアミツミFC)に2-3と惜敗して涙を呑んだ。 今回はこの時以来、3年ぶり2度目の地域CLとなるわけだが、つまりISE-SHIMAは地域CLで、まだ負けたことがない。 対し、FC徳島と都農は、昨季の地域CL1次ラウンドでも対戦。この時は互いに2連敗して敗退が決まったなか、3日目での激突となり、FC徳島が2-1と勝利している。しかし、今回は1日目の第1試合…緊張感は1年前とまるで違う。 一方、ジェイリースは地域CL初出場。 2018年創立の新興実業団は、松本怜や八反田康平など九州Jクラブにゆかりのある選手を多数擁し、全社枠から大舞台へ。全社では初出場の22年大会で1回戦敗退、昨年は準々決勝敗退、今年は3位と、一歩ずつ階段を上がってきた。 注目すべきは、都農との九州勢対決か。都農は16勝1分け1敗で九州制覇も、“1分け1敗”はジェイリース戦。敗れた1試合は優勝確定後の消化試合だが、詰まるところ、王者都農は2位ジェイリースに勝てていないのである。 過去2年の地域CL王者は、関東1部で優勝できずも、それぞれその年の関東1部王者を地域CLで撃破したブリオベッカ浦安、栃木シティ。 2022年の浦安は関東1部6位も、優勝した栃木Cを、地域CL決勝ラウンド最終戦で3-1と撃破。この年、栃木Cは年間公式戦「5敗」のうち、実に「3敗」が浦安戦となった。 悔しさを味わった栃木Cは翌23年、関東1部2位で、優勝したVONDS市原には2戦2敗。しかし、地域CLでは1次ラウンド、決勝ラウンドともにV市原を撃破し、JFLまで駆け上がった。 下剋上が起こりうる舞台、地域CL。ジェイリースに足元をすくわれるのは避けたい都農だ。 ◆Aグループ日程 ▽第1節 [11月8日(金) 10:45] FC徳島 vs ヴェロスクロノス都農 [11月8日(金) 13:30] ジェイリースFC vs FC-ISE.SHIMA ▽第2節 [11月9日(土) 10:45] FC徳島 vs ジェイリースFC [11月9日(土) 13:30] ヴェロスクロノス都農 vs FC-ISE.SHIMA ▽第3節 [11月10日(日) 10:45] FC徳島 vs FC-ISE.SHIMA [11月10日(日) 13:30] ヴェロスクロノス都農 vs ジェイリースFC
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