【働き方】大丸福岡天神店が来年の初売りを1月3日に変更 25年ぶりの決断 周辺のデパートは例年通り2日から
FBS福岡放送
ことしも残すところ1か月半あまり、デパートでは来年の初売りに向けて準備が進んでいます。福岡にも店舗を置く大丸はこれまで1月2日だった初売りを3日に変更しました。理由は「働き方改革」です。
■松原健介記者 「大丸福岡天神店の8階です。おせちの特設コーナーが設けられています。そして、この先にはお歳暮のコーナーもあり、まさに年末商戦のまっただ中です」 クリスマスにお歳暮、さらにおせちと冬のデパートはイベントが目白押しです。そして、年明けに待っている「初売り」ですが。 ■博多大丸 広報担当・箱崎純史さん 「2025年の初売りは、1月3日を予定しています。」
年始の風物詩、初売り。大丸福岡天神店では、毎年2日でしたが、来年は3日に遅らせることを決めました。2日を休みにするのは2000年以来、25年ぶりです。 背景にあるのが「働き方改革」です。 ■箱崎さん 「従業員すべての方の豊かな暮らしを守っていこうと。年末年始、大変な作業になっていたのはありますので、これが若干、緩和されるというところは非常にいい面ではないかなと思っております。」
一方、近隣の岩田屋や三越、博多阪急は例年通り、初売りは1月2日です。売り上げなどに影響はないのでしょうか。 ■箱崎さん 「我々としては1日遅れますが、3日に最大限、力を注ぐということと、長い目で、長期的に見ると、新しいスタートというのも必要じゃないかなという考えでございます。」 この動きについて、福岡の街の人は。 ■街の人 「仕事が4日から始まったりするので(2日初売りの方が)気持ちは余裕があっていい。」 「職員の方がお休みされるわけですよね。それは全然いいこと。」 人手不足が課題となる中、これまでの働き方を見直し、人材確保につなげようという動きが広がっています。