釜山港の子城台埠頭の全景。［中央フォト］

韓国初のコンテナ埠頭である「釜山港北港子城台（チャソンデ）埠頭」が４６年ぶりに歴史から消える。６日、釜山港湾公社によると、１９７８年９月に開場した子城台埠頭が今年末に埠頭運営を終了する。釜山港北港再開発第２段階の敷地に子城台埠頭が含まれ、土地を空けなければならないためだ。 韓国初のコンテナ専用埠頭としてオープンした子城台埠頭は、韓国の輸出歴史の生き証人だ。開場１３年目の１９９１年、コンテナ累積処理量１０００万ＴＥＵ（１ＴＥＵは２０フィートコンテナ１個）を達成し、１９９７年には単一ターミナルとしては世界で６番目に２０００万ＴＥＵを処理する成果を上げた。その後も物量が着実に増え、２０２０年末には累積４０００万ＴＥＵの処理実績を記録した。 子城台埠頭はなくなるが、その機能まで消えるわけではない。北港コンテナ埠頭機能の再配置計画によって、釜山港新甘湾（シンガムマン）埠頭と甘湾埠頭の１番船席に既存の荷役装備と人員など埠頭機能を移す。これは韓国の港湾史上初めて試みられる「港湾大移動」だ。