「海のはじまり」弥生を救う“天使”海の言葉が神すぎた!
夏と弥生がぎくしゃくしているのを察知した海は弥生に電話すると「弥生ちゃんに会いたがってたよ」「さみしそうだった」「夏君が悪いこと言ったの?」と聞き取り調査。「わたしが悪口言っちゃったの。それで傷ついてるんじゃないかな。会えなくてさみしいとかじゃないと思うよ」と閉じこもる弥生を「弥生ちゃん悪くないって夏君言ってたよ」「誰も悪くないのに、みんな好きなのに夏君と一緒にいちゃダメなの?」と懸命に励まし寄り添い、「本当はもっと人に寄りかかりたい」弥生の心をほぐしていった。 誰よりも“頼れる”存在だった海に共感や称賛が相次ぎ、SNSでは「大人になるとそうは考えられないよね」「海先生良いこと言うね」「海ちゃんパワーすごい」「海ちゃんが一番大人…」「海ちゃんの言葉が心に刺さる」「海ちゃんの素直な気持ちが大人の心を融解させてくれる」と喜びに沸いた。
ちなみに劇中、水季が海に読み聞かせていた絵本の「くまとやまねこ」(湯本香樹実・文/酒井駒子・絵)は、友だちをなくし哀しみに閉じこもるくまの物語。第40回講談社出版文化賞絵本賞を受賞。2009年版国内絵本「この絵本が好き!」第1位、第1回MOE絵本屋さん大賞第1位に輝き、アメリカの老舗書評誌「カーカス・レビュー」“会話のきっかけ作りにうってつけな最高の絵本2023”に選出され、アメリカ、フランス、ドイツ、ブラジル、中国など各国で親しまれている。(石川友里恵)