暑さのトラブル“急増” タイヤはパンク、ガラス割れ… 出雲市では大雨で道路崩落…“陸の孤島”に
日テレNEWS NNN
梅雨末期の大雨の影響で、島根県出雲市で道路が崩落し、約500人が孤立状態となっています。一方、10日も厳しい暑さに見舞われた関東では、暑すぎる故のトラブルが相次いでいます。
広い範囲にわたり深くえぐれた岸壁。崩れ落ちた大量の土砂や木が、海に流れ込んでいました。島根県出雲市で、道路の崩落が起きたのです。 大気の状態が不安定となり“梅雨末期の大雨”に見舞われた山陰地方。中でも出雲市は“記録的な雨”に…。24時間で211.5ミリ、7月の観測史上最大の雨が降りました。
その出雲市で起きた、道路の陥没。 記者 「これより先は全面通行止めとなっています」 二車線にまたがってできた大きな穴のそばには、今にも落ちそうなタクシーが… 運営会社によると、客を送り届けた帰りにこの道を通ったというタクシー。運転手は崩落に気づいて慌ててハンドルを切ったものの、車がはまってしまい窓から脱出したということです。 現在も復旧のめどはたっておらず、この先の地区は“陸の孤島”に。市によると、235世帯約550人が孤立しているといいます。 “孤立地区”にある民宿に、話を聞きました。 “孤立状態”の民宿「ちどり荘」阿部博子さん(70代)(島根・出雲市) 「食料がいつまであるかなという感じ。突然(道路が)崩れたから、近くに小さい店もあるけどみんなが殺到して、お店の物がなくなっている」 ──水とか電気は? 「ちどり荘」阿部博子さん 「全然大丈夫。食料ですよね」 11日にかけて、東北から九州北部の日本海側を中心に、再び非常に激しい雨が降るおそれがあります。すでに地盤の緩んでいる場所もあり、土砂災害など厳重な警戒が必要です。 ◇ 一方、関東地方は10日も厳しい暑さに。全国で最も暑かったのが千葉県。市原市牛久や船橋など4つの地点で猛暑日となりました。 最高気温35.0℃になった千葉・船橋市で街の人に聞くと…