デュッセルドルフMF田中碧はブンデス1部昇格を諦めていない 「簡単ではないけれど、僕ら次第」
久々の勝利で昇格争いに踏みとどまる
25日(現地時間)、フォルトゥナ・デュッセルドルフはブンデスリーガ2部第23節でハンザ・ロストックと対戦し、日本代表MF田中碧らのゴールで2-0で勝利を収めた。 デュッセルドルフにとっては長い間待ちわびていた勝利だった。第17節終了時点では自動昇格の権利が得られる2位ザンクトパウリ(当時)と勝ち点3差の4位につけていたが、それ以降リーグ戦では未勝利が続き、順位も現在2位のキールと勝ち点6差の7位に後退。2019-20シーズン以来の1部昇格が危ぶまれる状況となっていた。 そのため、田中もロストック戦後にドイツ紙『Bild』ら現地メディアの取材に応じ、「この勝利は僕らに自信を与えてくれる。僕らは昇格をめざしているので今日の試合は勝たなければならなかったし、これからの試合でも勝っていかないといけない。今日は良い試合だったけど、今はもう次の試合に集中しないといけない。次の2試合が重要」とコメントし、気を引き締めた。 田中が言うように、デュッセルドルフは今週末3月2日にハノーファー(5位)、翌週3月8日にハンブルガーSV(3位)との対戦を控えていて、この上位チームとの2連戦の結果が昇格の可能性に大きく関わって来ることになりそうだ。 「昇格というのはもちろん簡単なことではないけれど、でもそれは僕ら次第。ハノーファーとハンブルガーSVに勝てば、チャンスはある。良い試合ができれば可能性を手にすることができる。だから僕らは自分達のパフォーマンスに目を向ける必要がある」 日本代表DF板倉滉らが所属するブンデスリーガ1部のボルシアMGが獲得に興味を持っているとされる田中だが、¨個人昇格¨ではなくチームとともに1部昇格を果たすことを最大の目標に掲げているようだ。
構成/ザ・ワールド編集部