「カザフスタン→ロシア→ドバイ」異色の経歴カビールカーンが米国へ転厩していた!
中央アジアのカザフスタンでデビューし、今年のドバイワールドカップに参戦した異色の経歴を持つカビールカーン(牡4、父カリフォルニアクローム)がドバイのダグ・ワトソン厩舎から米国のブラッド・コックス厩舎へ転厩していたことが明らかになった。15日、「サラブレッドデイリーニュース」電子版が伝えている。 【写真】カビールカーンを管理していたD・ワトソン師 米国生まれ、カリフォルニアクローム産駒の同馬は21年のキーンランド・セプテンバー・セールで落札され、カザフスタンにあるアルマトイ競馬場の3頭立てでデビュー(1着)。カザフスタンとロシアで9戦8勝2着1回の成績を残した後、ドバイへ移籍し、今年のドバイワールドカップ・カーニバルで一躍、脚光を浴びた。馬名の意味はアラビア語とカザフ語で「偉大な王」。移籍初戦のハンデキャップ戦、続くG1アルマクトゥームチャレンジを圧勝し、ドバイワールドカップに挑んだものの、8着に敗れていた。記事によると、ドバイワールドカップで敗れた後に米国のウインスターファームへ移動し、先週、チャーチルダウンズ競馬場のコックス厩舎に入厩している。今後は米国で大きなタイトルを狙っていくことになりそうだ。