【九州場所】大関豊昇龍が立ち会い遅れで初黒星 花田虎上氏「足が一歩も出ていない」
大相撲九州場所7日目(16日、福岡国際センター)、大関豊昇龍(25=立浪)が幕内阿炎(錣山)に敗れて初黒星。立ち合いで遅れた豊昇龍は、阿炎のもろ手突きで上体を起こされたところを引き落とされた。取組後は左目を気にしながら花道を引き揚げていった。 この日のABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱若乃花の花田虎上氏(53)は「(豊昇龍の)立ち遅れですね。足が一歩も出ていない。足が高いし、腰も高い。阿炎の相撲ですよね」と語った。 5日目には過去3勝6敗と合口が悪かった幕内若隆景(荒汐)に白星。だが、花田氏は「(5日目に)若隆景に勝ったあたりから前に出ていない。大関(豊昇龍)は前半戦のように前に出る相撲を取るのが大事だと思う」と厳しく分析した。 この日に幕内阿武剋(阿武松)が幕内尊富士(伊勢ヶ浜)に敗れ、無敗力士は消滅。1敗で豊昇龍と阿武剋のほかに大関琴桜(佐渡ヶ嶽)、幕内隆の勝(常盤山)が並んでおり、優勝争いは混戦模様になってきた。
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