ジェフユナイテッド千葉が、見事なグッズを開発した　撮影：中地拓也

　J2のジェフユナイテッド千葉が、「ジェフならでは」のグッズを開発した。その着眼点やアイディアに、クラブのファンのみならず多方面から称賛が寄せられている。 ■【画像】「また斜め上なアイテムを…」「目の付け所がステキ過ぎるよジェフ!!!」などの声が上がったJ2千葉の新商品「つり革」 　千葉は近年、独創性を感じさせるグッズを次々と送り出している。今季に入ってからはカタカナをデザインにうまく取り入れたアパレル商品や、リーグ全体でも定番になりつつあるもののデザイン性を進化させたベースボールシャツを発表していた。 　そのベースボールシャツが4月13日のJ2第10節・大分トリニータ戦から新商品として投入されたのだが、他にも目を引くグッズがあった。「黄色いつり革」と「緑のつり革」である。 　クラブのホームページでは、「サイズ:テープ幅2.5cm、全長最小約35～最大約44cm（調節可能）」との説明書きとともに写真が表示されているが、一見したところ、まさに「つり革」である。電車の中で見かけるような「つり革」が、2860円で販売されているのだ。 　クラブのSNSで、その使い方が明らかにされている。つり革をかばんなどにつけて子どもに握らせる、あるいは子どものかばんにつり革をつけてつかまえておくことで、迷子になることを防げるというのだ。SNSでは、「ベビーカーやベルト、リュックなど取付可能」と使用方法が紹介されている。

■「総武線のつり革これにしたらいいと思うよ!」

　千葉の愛称である「ジェフ」とは、前身の古河電気工業の頭文字である「F」と、運営会社に出資しているJR東日本（EAST）の「JE」を合わせたもの。いわば、ジェフ千葉らしいことこの上ないグッズが発表されると、クラブのファン以外からも絶賛の声が相次いだ。 「また斜め上なアイテムを…JR東だからアリか」 「総武線のつり革これにしたらいいと思うよ!」 「目の付け所がステキ過ぎるよジェフ!!!」 「鉄道会社ならでは、の商品で羨ましい」 「なにこれめっちゃいいな　さすがJR東が付いてるだけあるわ　素晴らしいアイデア商品だな」 「吊り革がグッズとかサイコーかよ笑　これはジェフにしかできないグッズだ!」 　また、グッズの使い方の紹介には選手2人が協力しており、「横山選手、プレーはうまくてクールなのに、こういうので笑顔いっぱいできるから、推せるよね」「なにプレイだよwww」などと千葉のファンをさらに喜ばせていた。 　販売開始となったホームで迎えた第10節では、チームは後半に追いつかれて1-1で引き分けたものの、プレーオフ圏内の6位とは勝点1差の10位と悪くない位置につけている。つり革効果で迷うことなく前進するファンとともに、力強くJ1復帰へと突き進んでいくはずだ。