ノルウェー・エクイノール、再生エネ部門で20%人員削減
Nerijus Adomaitis Nora Buli [オスロ 21日 ロイター] - ノルウェー石油大手エクイノールは21日、ロイター通信に対し、再生可能エネルギー部門の人員を20%削減すると明らかにした。同部門を簡素化し、少数の新規プロジェクトを進めていくという。 関係者によると、エクイノールは世界の洋上風力発電事業で重要な役割を担っているが、コストの高騰や金利上昇、供給上の問題のため、高い目標の達成に向けた取り組みが阻まれている。 欧州の競合他社では、英シェルやBPもここ数カ月で再エネと低炭素事業を縮小させ、より利益の見込める事業に焦点を移している。 エクイノールの広報担当者は「社内の再エネ部門の従業員数を削減することを決めた」と述べ、対象は約250人に相当すると説明した。 エクイノールは今年、ベトナムとスペイン、ポルトガル、フランスでの洋上風力発電事業から撤退。オーストラリアでの洋上風力事業計画も縮小した。