河村たかし氏、当確に「サンキューベリマッチ」 水かぶってバンザイ
前名古屋市長で政治団体「日本保守党」公認の河村たかし氏(75)が愛知1区で当選を決めた。同団体として初めて小選挙区を制し、衆院で初の議席となった。 【画像】河村市長、なぜいま国政アゲイン?「高市より石破」見えた転身への道 テレビ中継で当選確実が報じられると、河村氏はオンライン通話で百田尚樹代表と万歳。その後、選挙戦で使った自転車にまたがると、頭から水をかぶる恒例のパフォーマンスで喜びを表現した。「サンキューベリマッチ。日本保守党が期待をかけられ、自民にとってかわる勢力になる。その第一号だ」と語った。 河村氏は昨年10月、同団体の共同代表に就任。今月、約15年務めた市長職を辞して立候補した。 「転身」の最大の狙いは、国政政党化だ。河村氏は自ら声をかけ、名古屋市内を中心とした選挙区に自身を含む計4人の公認候補を擁立。日本保守党としても東京、東海、近畿など計六つの比例ブロックに候補者を立てた。公職選挙法の政党要件である5人の当選を狙った。 河村氏は、自らの選挙区での活動は「4分の1」とし、他候補の応援を通して比例票の掘り起こしに注力した。
朝日新聞社