川勝知事“問題発言”たびたび…県議を「やくざ」 首相には“学歴差別”発言 静岡市は「政令市の失敗」
テレビ静岡
新人職員の入庁式で“職業差別”とも受け取れる発言をした静岡県の川勝知事は、これまでにもたびたび発言が不適切と指摘されてきました。問題となった発言を振り返ります。 「一番大きかったのはリニア」 辞意表明の真意は? 川勝知事が臨時会見
2024年4月1日、川勝知事は新人職員に対して次のように訓示しました。 川勝知事: 静岡県庁というのは、別の言葉で言うとシンクタンクです。毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、あるいはモノを作ったりということと違って、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方たちです。 新規採用職員の前で職業差別とも受け止められかねない発言をした川勝知事。その発言はこれまで幾度となく物議を醸してきました。
学力調査で最下位「先生の授業が最低」
2013年の全国学力調査で、県内の小学6年生の国語が最下位になったことに知事は激怒。 川勝知事(2013年): ほとんど絶望的な気持ちになりました。大変強烈な危機感に襲われた。これが最低というのは先生の授業が最低だということだと思っていて、小学校の校長先生の名前は下から100位はご公表申し上げて反省材料にしていただきたい 県教委との協議が重ねられ、平均点以上だった小学校の校長名を公表することで決着しましたが、教育界は揺れ子供たちや保護者の間にも不安が広がりました。
「政令市の失敗事例」前 静岡市長と確執
静岡市の前市長・田辺信宏 氏とは、ことあるごとに深い確執が浮き彫りになりました。 2015年の対談では知事が市長を「キミ」と呼んだことに、前市長は「キミキミとおっしゃいますけど静岡市長です。聞いてください。聞いてください。私はずっと粘り強く知事の言葉に耳を傾けました。20分くらいだったでしょうか。あなたは私が話し始めて3分となく口をはさむ。もっと私の市民の声をよく聞いてください」と反論しました。 2016年に開かれた静岡県と政令市である静岡市、浜松市との首長サミットでは、川勝知事は「静岡市は、私は政令指定都市としては失敗事例だったと」と批判。 田辺 前市長は「この公の席で失敗と断じたこれは断じて看過できません。静岡市政に口出しをしすぎているのではないでしょうか」と感情を露わにしました。