chocoZAP、初の単月黒字化 海外3ヵ国6都市に出店中「国内同様一気に拡大していくこともあり得る」
RIZAPグループは14日、2024年3月期第3四半期決算(4~12月)を発表した。「chocoZAP」本格投資開始以来、連結営業利益にて初の四半期黒字を達成。23年11月度以降、単月黒字を継続中であることを発表した。早期黒字化により、当初から業績予想を上方修正している。 【比較写真】“奇跡の50代”浅香唯、4ヵ月で8.8キロ減量成功!美くびれ&美脚を大胆披露 ◆連結営業利益がV字回復、初の四半期黒字を達成 RIZAPグループの第3四半期決算では、売上収益1229億円(前期比106.7%)、営業利益△47億円(前期差△36億円)、最終利益(親会社の所有者に帰属する四半期利益)△76億円 (前期差+9億円)。最注力する「chocoZAP事業」が、早くも投資回収期に移行したことを示す決算になった。2022年7月にブランド展開をスタートし、約1年5ヵ月で会員数100万人を突破。現在(2月14日時点)はアクティブ会員(退会者は含まず)112.4万人、店舗数1333店(全国44都道府県に出店)を記録する。 店舗数について、この下期は、計画的な出店抑制による一時的な「踊り場」を作り、品質向上に集中。その結果、一時期は5%を超えていたマシン故障率が現在は0.5%を維持し、故障通知後の48時間以内対応率は89%を実現した。来期以降は出店を再加速させる方針だ。一方、同時に地方への出店拡大により(大都市店舗51.0%、地方店舗49.0%)、会員基盤の拡大が進展したとする。 その結果、Q3営業利益(10~12月)は+11億円(前年同期比+23億円、Q2比+42億円)となり、chocoZAP事業への本格投資開始した23年3月期第3四半期以来、連結営業利益ベースで初の四半期黒字を達成。4四半期連続で10~30億円規模の赤字となっていたなかのV字回復となった。 なお、「chocoZAP事業」は、23年11月度より単月黒字を継続中であり、第4四半期の利益はさらに拡大の見通し。さらに、本事業の早期黒字化達成により、通期業績予想を上方修正。営業損益△18億円(当初想定+27億円)、最終利益△69億円(当初想定+21億円)とした。 ◆中期経営計画に追加目標を設定 27年3月期3800店 同事業の中期経営計画の進捗は「当初の計画を上回り順調に進捗中」。個別の数字は、店舗数は進捗率66%(当初計画26年3月末に2000店に対し、1333店)、1店舗あたり会員数は増加率176%(22年9月28日時点477人に対し、843人)とする。 そして、新たな中期経営目標を追加。営業利益を当初目標の26年3月期300億円に加えて、27年3月期400億円を追加。店舗数は26年3月期2000店から2800店へ上方修正(27年3月期3800店を追加目標設定)した。 chocoZAPの商圏は小規模(6割の会員が1キロ圏内に居住)となり、全国各地に十分な出店余地が存在(現在2000以上の候補物件を調査中)することから、将来的には1万店以上を目指す。なお、1店舗当たりの損益は、オープンから単月黒字化が6ヵ月目、累計黒字化(投資回収)が14ヵ月目と定めた。